①大学
テレビ局もラジオ局も採用に際しては4年生大学の学生を対象としている。従って、まずは大学卒業を目指す（学部、学科は不問）。
尚、多くのアナウンサー希望者は大学在学中にアナウンサースクールに通いトレーニングを積んでいる。

②就職試験ドキドキ
面接官が現れた！

A.テレビ局コース 難
テレビ局のアナウンサーになるには局の「アナウンサー試験」で採用される必要がある（東京キー局の場合、試験の競争倍率は1000倍以上）。
最初にプロフィールや特技などを記載したエントリーシートによる書類選考があり、この選考を通った人に対してカメラの前で原稿を読むカメラテストがある。
さらにパネルなどを使ったフリートーク、映像を見ながらの実況描写、グループトーク等々のテストがある（日本語能力、魅力的な声、頭の回転速度だけではなく、テレビ局の場合は魅力的な容姿（特に顔）も求められる）。そして二次面接、最終面接と進み、結果がよければ内定が出る。

B.ラジオ局コース
テレビ局に比べ難易度は低くいが、簡単に入社できるということでもない。
試験の内容は書類選考を経てのスタジオでの自己PR、原稿読み、CM読み、キーワードを入れ込んだフリートークなどで、テレビ局との違いはカメラテストがないこと。その後はテレビ局と同じく、、一次面接、二次面接、最終面接があり、結果がよければ内定が出る。

③研修 ドキドキ
教官が現れた！
入社できたらアナウンス部の配属となり、アナウンサーになる為の研修を受ける。内容としては、発音・発声、ボイストレーニング、敬語の使い方に始まり、ニュース、レポート、司会、ナレーションについても教わる。

④番組担当 ドキドキ
テレビカメラが現れた！

研修の後、担当番組を言い渡され、そして視聴率競争に巻き込まれていく。視聴率の結果に一喜一憂する日々が始まる。

①出社
朝番組担当の場合は深夜2時に、昼番組担当の場合は朝7時に、夜番組担当の場合は朝10時に出社する。タイムカードを押して、アナウンス部へ直行。

②発生練習
本番に備え発生練習を行う。

③打ち合わせ
スタッフと番組進行について打ち合わせを行う。

▼▲つづき

A.定年まで局アナコース
アナウンサーデビューし、人気がそこそこレベルであれば、独立せず（独立すると仕事が全くなくなる）、定年まで局アナとして勤め上げる。

B.フリーアナウンサーコース
会社員としてのアナウンサーの場合、給料にしても担当番組にしても限界がある。そこで、実力に自信がある場合、人気アナを自負する場合は独立する。これにより収入の上限はなくなるし、局をまたいでの番組も担当できるようになる。ただし、成功の保証はなく、全く仕事が舞い込まない場合もあり、完全なる博打人生となる。