薬剤師求む!
なんだか微熱がある! ワシの危機じゃ!
医者の処方箋に間違いがないかチェックして、間違いのない薬を投薬してくれ!ジェネリック希望!


WANTED!

形態:会社員・フリー・経営者
年収400万円
1200万円
(病院薬剤師)
(薬局経営薬剤師)

薬剤師とは
薬局や病院で、医者の処方箋に基づいて薬を調剤し患者へ渡す薬の専門家。
薬剤師の約70%が女性という特徴もある職業。
薬局や病院以外にも、ドラッグストア、製薬会社などで活躍できるが、働く場所により、業務内容や働き方が大きく異なってくる。
調剤薬局の場合、医者の処方箋に基づき、医者の言われるままに薬を出す為(つまり薬剤師の主体的意志が介在する余地がほとんどない)、ただただ薬をピックアップして詰める(玉入れ)、という単純作業の繰り返しが仕事の多くを占める(大学で勉強した内容があまり活かせない)。調剤薬局は病院の営業時間に合わせて開店、閉店する為、ほとんど残業が発生しない。
一方、病院で働く場合は当直や残業が発生するという病院ならではの勤務形態がある。ドラッグストアで働く場合は接客業がメインとなり、一方、製薬会社の研究職の場合は高度な薬の知識が求められる研究が仕事となり、開発職の場合は新薬の開発業務が仕事となり、MRの場合は最新の薬の知識を元にした営業が仕事となる。
薬剤師になるには、薬学部のある大学で6年間勉強をした後、薬剤師の国家試験に合格する必要がある。
年収は職場によってひらきがあり、製薬メーカーだと高く、病院だと低くなる。調剤薬局はその中間(ただし、自ら薬局経営に乗り出せば、1000万円を超える)。

冒険仲間:医者


医療 安定

スタート!
薬剤師になるには?
①「薬学系大学」入学 ドキドキ
大学が現れた!
薬剤師の国家試験を受験する為には薬学部か薬学科のある大学で6年間の薬学課程を修了していなければならない。よって、まずは薬学部のある大学、薬科大学に入学する。大学では低学年で生物系、化学系、物理系といった様々な角度から薬を理解するための基礎を学び、高学年ではこれらの基礎の上に、医療薬学や創薬学を学ぶ。また座学だけではなく、病院や調剤薬局での実習もある。

②「薬剤師国家試験」受験
テストが現れた!
薬剤師になる為の薬剤師国家試験は毎年、2月下旬(又は3月上旬)、2日間かけて行われる。
試験地は北海道、宮城、東京、石川、愛知、大阪、広島、徳島、福岡となっている。
試験内容は「物理・化学・生物」、「衛生」、「薬理」、「薬剤」、「病態・薬物治療」、「法規・制度・倫理」、「実務」から出題される。
合格率は80%前後で難しくはない。

③就職活動 ドキドキ
面接官が現れた!
薬剤師の就職先は多様だが、その多くが(55%)が薬局に就職し、20%が病院、15%が製薬メーカーとなっている。

A.製剤薬局コース
就職難易度:普通
収入:普通。
専門知識:あまり活かせない(医者の処方に基づいての調剤)。
労働時間:そこそこ良い。

B.ドラッグストアコース
就職難易度:易しい
収入:薬局よりも多い
専門知識:ほとんど活かせない(市販薬中心の販売)
労働時間:長い(24時間営業のドラッグストアがあるほど。雑用多し)

C.病院コース
就職難易度:少し高い
収入:薬局よりも少ない
専門知識:薬局よりは活かせる
労働時間:薬局よりも長い(当直、残業あり。激務)

D.製薬会社コース
就職難易度:非常に高い(学生の人気の的。競争倍率高い)
収入:多い(研究職(大学院卒必須)、開発職、MR(薬剤師の資格不要)ともに高い)
専門知識:研究職に就けば活かせる(薬局や病院勤務の薬剤師よりも一段上に見られる)
労働時間:普通(MRは激務)

④大学卒業

⑤就職
薬剤師になった!
薬剤師の仕事って?
①開店準備(8:30AM)

出勤したら、まずは白衣に着替え、掃除。パソコン、各種計測機械、分包機の電源を入れ、看板を表に出す。

②開店(9:00AM)
客が現れた!
病院の営業開始時間に合わせて、9:00AMに開店。
客が来店する度に、以下の作業を繰り返す。
1)処方箋受付。
2)保険証を確認し、患者の情報、保険情報をパソコンに入力。
3)処方監査
医師が処方した薬剤が適切かどうか(用法・用量は適切か?薬の重複はないか?飲み合わせなどに問題はないか?副作用歴、アレルギーや禁忌はないか?など)処方箋に記載されている患者情報や薬歴を元にチェックする。もし処方内容に疑わしい点がある場合は疑義照会(医者に確認)を行う。
4)ジェネリック薬品への変更を希望するかどうか質問する。
5)調剤
処方箋に基づき、薬剤を調製する。薬袋作成、散剤、水剤、ヒート剤、外用剤などの調製を同時並行で行う。飲みやすいように小分けにしたりなども行う。
6)調剤監査
調剤が終わった後、処方箋通りに正しく薬が調製されているか?チェックする。
7)服薬指導
客の症状を聞きながら、薬の飲み方、薬の効能、注意事項などを説明する。
8)投薬
投薬指導が終わったら、客に薬を渡す。
9)料金請求・支払いを受ける・領収書発行
10))調剤録作成
薬剤師が処方箋に基づき調剤を行ったということをパソコンに記録する。
11)薬歴の作成

③薬の発注
在庫がなくなりそうな薬を問屋にインターネットを使って発注する。

▼▲つづき
人生の分かれ道
A.勤務薬剤師出世コース
仕事ぶりが認められ、店長に出世する。

B.薬局開店コース
自ら薬局経営に乗り出す。

C.病院薬剤師コース
当直や残業を乗り越え、病院薬剤師として働きつづける。

D.研究者コース
製薬会社の新薬研究に没頭する。

E.新薬開発コース
製薬会社ので新薬の発売に向けた仕事に没頭する。

F.MRコース
製薬会社の営業マンとして仕事に没頭する。


 

みきさん氏
調剤薬局よりもドラッグストアのほうが給与や待遇の面でアドバンテージがあることが多い
薬局が閉まった後も何時間もパソコンに向かうことが多かったです。1年目の頃は毎日帰りが遅く、体力との勝負でした」
OTC専任の際は、やはり拘束時間が長かったことが辛かったです。ドラッグストアは営業時間が長かったため、また1類対応が出来る薬剤師がお店の中で私しかいなかったため、休憩時間も気の抜けない状況でした」
▶︎詳しく読む

ソフィアまま氏
「メーカーは学術として入社しても後に部署が変わる可能性があります。一方で医薬品卸ならば部署が変わる可能性が低い
たまたま自宅近くの調剤薬局で薬剤師を募集していたので応募したところ、即採用となり働くことになりました」
「ドラッグストア併設店の一人薬剤師を任されたときはほとんど休めず、一番忙しかった時期は12日間連続勤務・13日間連続勤務が約3ヶ月続きました
▶︎詳しく読む

きんしろう氏
内資系メーカーはのんびりしていたように思います。あまり成果に対しても追及されず、性別や勤続年数が重視されていたように思います。福利厚生はとても良かったです」
外資系メーカーは人の出入りが激しかったです。成果についての追及が厳しい時もありました。その代わり、経費やハラスメントなどに関してコンプライアンスがしっかりしていた印象が強いです。結果を出せば、性別に関係なく意見を聞いてもらえる風土がありました」
薬局は一人が抱え込んで内容を共有されないなど、仕事への考え方も違い苦労しました
▶︎詳しく読む

その他の薬剤師たちの声(←クリック!)  

村人A   ある時期から薬剤師が患者にジェネリック薬品を勧めてきだしたのは・・・


村人B   調剤薬局には・・・


村人C   薬剤師には薬の・・・


 

アポ
ドイツ語で薬剤師を意味するApothekerの略。薬剤師達は自分たちのことを、こう呼ぶ。
アポ崩れ
薬科大を卒業していながら薬剤師になれなかった人のこと。
イチマル
結核患者のこと。保険証の番号由来。
SE
Side Effectの略。副作用のこと。
OTC
Over The Counter Drugの略。市販薬のこと。