新聞記者求む!
新聞記者になり、毎朝、起きるのが楽しみになる新聞を作ってくれ!


WANTED!

形態:会社員
年収400万円
1200万円
(地方紙記者)
(大手新聞社論説委員)

新聞記者とは
取材し、記事を書く新聞社勤務の会社員。
新聞社の中には「社会部」「経済部」「政治部」「文化部」などがあり、それぞれ取材対象が異なる。
社会部記者は警察や検察、裁判所を取材し、事件、事故、裁判を記事にする。
急な発表や事件に備える「泊まり番(会社に寝泊まりする)」があり、激務がつづく。
経済部記者は官公庁、企業を取材し、最新の戦略や商品を取材し記事にする(やはり激務)。
政治部記者は政治家を取材し、政治の動向を記事にする(やはり激務)。
文化部記者は映画、演劇、美術、音楽などを取材し、それを記事にする(比較的楽)。
これ以外にも「国際報道部」「科学医療部」「スポーツ部」などがある。
大手新聞社記者の年収は高い(平均約900万円)が、記者は毎日、事件に振り回され、ほとんど休みがなく、一見、高く見える年収も時給換算すると悲惨なものとなる。
しかし、新聞社の名刺1枚あれば、誰にでも取材でき、また、書いた記事が新聞に即日掲載されるので、やりがいは大きい。
大手新聞社の場合、3年おきに転勤があり、落ち着かない人生となる。
新聞記者になる為の特別な資格はなく、新聞社の入社試験に合格すれば、なれる(但し、難関)。


クール ホット 会社員 マスコミ 憧れ 高学歴 高収入 知的 激務

スタート!
新聞記者になるには?
①大学入学
新聞社は大卒を採用する。よって、まずは大学に入学する(学部不問)。
新聞社の入社試験で問われるのは、主に時事の知識と作文力。
よって、大学在学中は新聞を中心に、出来事の背景には何があるのか?常に疑問を持ちながらニュースに接する。
最も効果的なのは時事ブログを作成し、自分なりの解説を日々、記述していく事(作文力もついてくる)。
入社試験前に、ブログのいくつかの記事をまとめたミニ新聞を作成して印刷し、面接時のプレゼンに活用する(ミニ新聞を持参しプレゼンするような学生はいない為、これだけで有利に事が運ぶ)。

②筆記試験 ドキドキ
ペーパーテストが現れた!
筆記試験は、まずはマークシート方式で一般教養(時事、常識、英語)が問われる。
一般教養は過去問題が新聞社のホームページに掲載されているので、予め感覚をつかんでおく。そして小論文がある。

③面接 ドキドキ
面接官が現れた!
一次面接(数人でのグループディスカッション、個人面接)、二次面接(個人面接)、三次面接(個人面接)と進む。
個人面接では、ここぞとばかりに作成した自作のミニ新聞を披露し、自分を売り込む(但し、ミニ新聞の出来が悪い時は逆効果になるので注意)。 朝日新聞の場合、競争倍率は約100倍で、入社の難易度は高い。

④大学卒業
新聞記者になった!
新聞記者の仕事って?
①朝駆け(5:00AM) ドキドキ
要人が現れた!
早朝、警察官宅や政治家宅の前で待機し、自宅を出てきたところを押しかけ取材する。
ニュース価値のある情報が得られた場合は、その場で記事を書き、会社にメール送信する。

②記者クラブ(9:00AM)
プレスリリースが現れた!
国会や警察、県庁などの記者クラブに出向き、プレスリリースに目を通す。深掘りすると面白くなりそうなネタを探す。

③取材(10:00AM) ドキドキ
取材対象が現れた!
深掘りしたくなったネタを見つけたら、即、取材する。
報道価値があると思えば、それを即、記事にして会社にメール送信する。

▼▲つづき
人生の分かれ道
A.出世コース1
記者 > デスク > 部長 > 局次長 > 編集局長、と出世していく。

B.出世コース2
記者 > デスク > 論説委員、と、生涯一記者の道を歩む。

C.左遷コース
関連会社に出向させられたり、出版局、販売局、印刷局、広告局に左遷させられる。


 

A氏
他社と違う取材相手と信頼関係を築くことが大事になります。関係を築くためにすることが、よく言われる「夜討ち朝駆け」です。自宅に行ったり、帰り道を一緒に帰ったり、相手の趣味を一緒にしたりするなどです」
帰りを待つため、真冬に5時間外で待つなんてことはざらにありました。僕は、途中でトイレにいくと自宅に帰られ、接触できない可能性があるので、1日なるべく水を飲まないようにしていました」
マスコミ同士日々競争が行われています。朝、自分が知らないことが他社に載っていることがあると、朝早くに会社から電話がなり、すぐに、その情報の裏を取り、原稿にします。これを「追っかけ」と言います。僕も何度か、電話がなり、追っかけをし、原稿にしました。すごく怒られたことを覚えています」
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石田修大氏
「事件が起これば警視庁の担当部課長や刑事の自宅を夜討ち朝駆けするのはもちろん、事件関係者に取材して、特ダネ競争に走り回る
「交代で会社や警視庁に泊まり込む泊まり番がある
「新聞記者の場合、書くことが好きで志望する人が多いから、管理職への出世意欲は相対的に低いようだが、編集委員として「生涯一記者」の道を進む記者は限られており、論説委員になる人数はさらに少ないから、記者として貫き通すのは簡単ではない」
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高橋祐紀子氏
デスクは、文字通り『机』に貼りついてる人ですね。副部長や部長クラスのベテラン記者がデスクとなります。記者があちこち取材に行って書いた記事をチェックし、紙面を制作する編集部に回す役割を担っています」
「定時は10時~19時。ただ、定時はあってないようなもので、担当によっては朝早く、夜遅いなど、業務時間はまちまち
輪転機が回るのは夜中の2時くらいからなんです
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村人A   世界で最も発行部数が多いのは・・・


村人B   新聞記者は昔、取材現場から原稿を・・・


村人C   毎日新聞社は記者の過激な取材方法が非難され・・・


 

朝駆け
早朝、取材相手の自宅を訪ね、取材すること。
頭撮り
非公開の会議の冒頭数分間だけ許される撮影のこと。
当てる
取材で入手した情報を関係者にぶつけて、情報の信憑性を確かめること。
絵解き
写真の周囲に配置する説明文(キャプション)のこと
オフレコ
off the recordの略。記事にしないことを条件に取材相手から情報を得ること。