医者求む!
ワシのかかりつけ医者となり、体の不具合を治してはくれんか?


WANTED!

形態:研修医・勤務医・開業医・研究医
年収250万円
2500万円
(研修医)
(開業医)

医者とは
体の修理人。
患者と二人三脚で病気を治していく。
患者を診察し、検査し、病名を特定し、攻略法を編み出し、治療を行う。
病との闘いに勝つこともあれば負けることもある。
患者一人一人につき、個別の闘いがある。
人間の命を扱う為、社会的地位は高い。
医者になる為には医師免許(国家資格)が必要で、取得難易度は高い。
社会的地位は高いが、3K(危険、きつい、汚い)的側面も持っている。
年収は研修医時代は低く、勤務医、開業医になれば高くなる。
主な科として、内科・外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科・整形外科・脳神経外科・皮膚科・泌尿器科・眼科・耳鼻咽喉科・放射線科・リハビリテーション科がある。

冒険仲間:看護師・放射線技師・薬剤師



クール 医療 威厳 憧れ 定年無し 高学歴 高収入 知的 安定 激務

スタート!
医者になるには?
①大学医学部 ドキドキ
ペーパーテストが現れた!
医者になる為には、まずは「大学の医学部」に入学し、6年かけて卒業する必要がある。
どの大学の医学部も偏差値及び競争倍率はすこぶる高く、入学自体が難しい。
医師国家試験に合格するよりも、大学の医学部に入学する方が難しいと言われている。

②医師国家試験 ドキドキ
ペーパーテストが現れた!
合格率は毎年90%前後と、他の難関国家試験の合格率に比べると、すこぶる高い(司法試験の場合は20%前後。公認会計士の場合は10%前後)。

③臨床研修 ドキドキ
指導医が現れた!
医師国家試験合格後、指定された病院での2年間の臨床研修が義務付けられている。
初めの1年間で、内科、外科、救急部門(麻酔科を含)の3つ、2年目で、小児科、産婦人科、精神科、地域保健・医療の4つの科での研修を行う(研修期間中は指導医が付く)。
その後、希望する診療科での研修が行われる

医者になった!
医者の仕事って?
①診察
患者が現れた!
診察は患者が診察室に入ってくるところから始まる(患者の歩き方から体を動かす神経の状態を知る。また患者の顔の色艶や皮膚の発疹の有無を見る)。
その上で患者に耳を傾け、具合の悪いところを聞く。
下まぶたの状態から貧血のあるなしや、眼球の白目の部分から黄疸の有無もチェックする。
扁桃腺の肥大状況や、頚のリンパ節や甲状腺の腫れなどを触診する。
胸部を打診し、心臓の大きさや肺の空気の入り具合を診る。
聴診器を使い、弁膜の状態、血液の逆流などを知る。
腹部の触診をして肝臓の大きさ、胆のうの腫れ、胃や十二指腸の圧痛などを診る。
ハンマーを使い腱反射を診ることもある。
こうして患者の聞き取りと観察により、だいたいの病気のアタリをつける。

②検査
病名を確定する為に必要な検査を行う。
血圧測定、尿検査、血液検査、肺機能検査、胸部エックス線検査、心電図検査、視力検査、眼圧測定、眼底検査などが必要に応じて行われる。
尿検査では、尿糖、尿たんぱく、尿潜血反応など、血液検査では総コレステロールや血糖、GOT(AST)、GPT(ALT)、γ-GTP、赤血球数などがわかる。

③診断
診察と検査結果を元に病名を特定する。特定できない場合は精密検査を行う。
病名特定後、治療方針と治療方法を決め、それを患者に説明する。

④治療
特定した治療方針、治療方法に則り、具体的な治療を行っていく。
経過を観察し、随時、必要な処置を行い、病気を治していく。

人生の分かれ道
A.勤務医出世コース
勤務医として出世を目指す。給料は安定しているが、上限がある。

B.病院開業コース
自ら病院を開き、開業医となる。繁盛すれば収入が増えるが、患者が少ないと赤字を出すリスクもある。


 

前金沢大学医学部附属病院長 河崎一夫氏
人前で堂々と医学を選んだ理由を言えるか?
「医師の仕事はテレビドラマのような格好のいいものではない
「医学生は「よく学び、よく学び」しかないと覚悟せよ」

▶︎詳しく読む

東京郊外透析クリニック院長
「医者の究極の選択は「教授」か「開業」の2つしかない!」
「開業の最大の課題は集患!

▶︎詳しく読む

産婦人科医 池下育子氏
「患者さんと話すのが怖かった」
「医者不足も含めて産婦人科にトラブルが多いのは当時からだったんですけど、まさにその科をやりたくて、築地産院に入ったんです」
女性の一生にかかわっていけるような科をめざしたかった

▶︎詳しく読む

その他の医者たちの声(←クリック!)  

村人A   内科医は外科医にも耳鼻科医にも産婦人科医にも・・・


村人B   ドクターXのようなフリーの外科医は・・・


村人C   勤務医は週に1度、当直(夜間の仕事)がある。しかも、その当直開けは・・・


 

アッペ
虫垂炎のこと。appendicitis(虫垂炎)が語源
アナムネ
病歴のこと。ドイツ語のAnamnese(病歴)が語源
アポる
脳卒中になること。ドイツ語のapoplexy(アプポレキシー)が語源。某宗教団体が使う用語と言葉が同じため、意味を知らない人間にとっては恐怖
ウロ
泌尿器科のこと。Urologyが語源
オーベン
指導医のこと。ドイツ語のOben(上部の意味)が語源。上級医師を指すこともある。これに対し、研修医や下位の医師のことをネーベン(ドイツ語で近くの意味)と呼ぶ
カルチ
悪性腫瘍のこと。Carcinoma(癌)が語源


医者 への2件のコメント


  1. さわらぐちのセリフ2018年8月1日

    酔ってるので、マジレスすると「マンマ」はおっぱいのこと。癌ではありません。「ラプ」は破裂性の出血で普通はブルテン(ドイツ語で出血)かな。「そこ、ブルテン?」とかって言う。大学が古いほど、ドイツ語由来の業界語が多いような気がします。


    1. junzoのセリフ2018年8月2日

      ご指摘、ありがとうございます! 早速、修正させていただきました!

      >大学が古いほど、ドイツ語由来の業界語が多い

      トリビアもありがとうございます!
      今後も、何か気づかれた点や、医者の面白いトリビアなどありましたら、気軽に書き込みくださーい。

現在コメントは受け付けておりません。