編集者求む!
今、この国は出版不況!
ベストセラーを連発する編集者になり、この危機を救ってはくれぬか?


WANTED!

形態:会社員
年収200万円
1000万円
(編集プロダクション)
(大手出版社)

編集者とは
出版にまつわる一切合切の段取りをつけ、こなしていく出版界のプロデューサー。
また、本の目利きであり、作家と二人三脚で出版物を作っていく作家の冒険仲間。
作家に売れる原稿を書かせるのが最も重要な仕事(自ら原稿を書くことはない)。
出版物が売れるかどうかは出してみないと分からない。
出版物1点1点が博打。そう言う意味で編集者は知的なギャンブラー。
よって、ゲーム性すこぶる高し。
一切の資格不要!
年収は200万円(編集プロダクション)〜1000万円(大手出版社)と勤務する会社により、かなりの幅がある。
手掛ける出版物の種類は「書籍」「雑誌」「漫画」の主に3つ。

仲間:作家漫画家イラストレーター・ブックデザイナー・校正員


クール マスコミ 知的 激務

スタート!
編集者になるには?
①準備
多くの出版社は大卒を採用する。よって、まずは大学卒業を目指す(学部学科は不問)。
編集者に最も求められるのは売れる原稿かどうかを見極める目(目利きの力)。よって日頃から多くの本を読み、その売れ具合をチェック。同時に、こんな本が売れそうだ、という企画書を入社試験に備えて作っておく。

②出版社入社試験 ドキドキ
面接官が現れた!
出版社に入社できるかどうかのカギは面接官が握っている。その面接官が「この学生を雇えば会社が儲かりそうだ」と判断すれば採用となる。よって、大学時代に作成した企画書を片手に熱くプレゼンする。
※尚、採用人数は中小出版社で3人前後、大手出版社でも15人前後。よって、どの出版社も競争率はすこぶる高い(倍率300倍〜500倍)
※編集プロダクションであれば、難易度は低くなる
編集者になった!
編集者の仕事って?
①企画
売れると思う本のアイデア、作家持ち込みのアイデアを元に出版企画書を作成する。

②説得 ドキドキ
上司が現れた!
企画した本を出版するには上司の説得が必要。よって、出版企画書を元に上司を説得する。上司が納得したら企画会議、役員会議にかけられ、了承されれば出版が決まる。

③執筆依頼
作家を召喚!
作家と打ち合わせを行い(タイトル、構成決定)、企画に基づき原稿執筆に入ってもらう。

▼▲つづき
人生の分かれ道
A.社内で出世コース
ヒットを飛ばし、副編集長 > 編集次長 > 編集長 > 局長 > 副社長 > 社長と上り詰めていく。

B.他社にスカウトされて出世コース
ヒットを飛ばすと他社からスカウトの声がかかる。その際、年収が上がる。これを繰り返して、どんどん年収を上げていく。

C.出版社設立コース
自ら出版社を立ち上げ、社長兼編集者になると、誰の決済も必要とせず、自分の出したい本をプロデュースできるようになる(幻冬舎を立ち上げた見城徹氏はその好例)。収入はプロデュースした本の売り上げ高に応じたものになる。リスクはあるが(ヒットを出せないと借金を背負うことになる)、本をヒットさせた時の収入は会社員時代とはケタが違ってくる。大博打の世界

D.マイペースコース
出世など考えず、マイペースで自分の出したい本を出していく。


 

ドラゴンボール編集者 鳥嶋和彦氏
少年ジャンプなんて嫌い
「俺は出版社の上層部も信用していない
「編集者の仕事はただ、漫画家のためになることだけ

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日本一のベストセラー連発編集者 見城徹氏
「極端に縛られている者が豊穣な物語を紡ぎ出すんだよ。文学もビジネスも、すべては極端から生まれる
「贋物(にせもの)なんですよ、俺は。彼らは本物。その代わり日本一の贋物になると誓って、角川書店にバイトから入り直したわけ

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女性誌編集者座談会
「学生時代からの恋人を逃したら、もはや最後……」
「女性誌の編集部はもはや大奥!?
「打ち合わせで無意識に肘をついていただけで、編集長にビンタされたことがあります」

▶︎詳しく読む
 

村人A   日本の出版社の80%は・・・


村人B   本の70%は・・・


村人C   世の中には一人だけの出版社が・・・


 

誤字脱字などの間違いを正す(=校正)ために書き込んだ文字や記号のこと。一般的に赤色のペンで書き記す。校正のことを赤を入れる、とも言う
印税
本が一冊売れる毎に著者にいくらお金が入るかを表す率のこと。一般的な印税率は7%〜10%。大作家になれば、10%より高くなる
奥付け
本の巻末にある、著者、発行者、印刷所、発行日などが記されているページのこと
本を目立たせるために表紙やカバーに取り付けられる帯状の紙。キャッチコピーや売り文句、推薦文などが記される
校正
誤字、脱字、デザインやレイアウトなどのチェックをし訂正をすること。独特の校正記号が数多くある。校正のことを赤を入れる、とも言う。一般的には3回行う。最初の校正を「初校」、2回目以降を「二校」、「三校」と言う。間違いがなくなった段階を「校了」という